術後ヘルニアは縫合不全や癒合不全のほかにも、縫合糸反応性肉芽腫症候群に続発することもあります。ヘルニアは放置するとヘルニア孔の拡大や絞扼などが起き、緊急疾患になりえる病気です。術部に感染や炎症がないにもかかわらず腫れてきたら、身体検査や超音波検査などで診断ができますので、ご相談ください。
実績詳細
術後腹壁ヘルニアの手術
検査結果
他院で避妊手術を行ったが、術部が腫れているということで来院。
身体検査結果の結果、術部は腫れているが熱感や痛みはなく、創面も良好に癒合していた。
また、圧迫すると腹腔内に腫れが入るため、腹筋の癒合不全による術後腹壁ヘルニアと診断した。
治療方法
物理的にヘルニア孔が存在している場合には、治療は外科療法による閉塞となります。
術前の様子。腹壁正中が盛り上がっているが、赤みや熱感はない。
開腹とヘルニア孔の確認。
周辺組織を除去し、ヘルニア孔を閉鎖した。
手術終了
治療・術後経過
再発も感染もなく、良好に治癒した。
担当医:白井 顕治
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