輪ゴムは家族にお子様がいるご家庭で起こしやすい外傷となります。輪ゴムがまかれた位置により、首や頭部に今回の写真のような傷が全周性に認められます。輪ゴムを除去し、必要に応じて外科処置を行えば予後は良好ですが、頸部にまかれた輪ゴムが重要な血管を侵してしまった場合には注意が必要です。
実績詳細
輪ゴムによる外傷:外科処置
検査結果
身体検査所見で、左耳、耳根部に皮膚の裂開が認められた。
観察を続けると、主だった裂開は左耳部であったが、全周性に創傷が認められており、深部から緑色の輪ゴムが確認された。
輪ゴム除去後
輪ゴムによる外傷と診断した。
治療方法
裂開部位と壊死組織が多かったため、外科的に余分な組織を除去し、縫合した。
治療・術後経過
外科処置後10日目に抜糸した。
感染や炎症もなく、経過は良好だった。
担当医:白井 顕治
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