犬の瞼に形成される腫瘍は、良性のマイボーム腺腫が大多数を占めるが、中には肥満細胞腫やリンパ腫、扁平上皮癌やメラノーマなどの異なる腫瘍も形成されることがあるため、炎症が強かったり、増大が早い場合には検査を行い診断を下す必要がある。
実績詳細
雑種犬の右上眼瞼に形成されたマイボーム腺腫の管理
検査結果
症例は右上眼瞼に腫瘤を認めた。
外見的な特徴的には良性のマイボーム腺腫を疑った。
ご家族と相談した結果、減容積の圧平を兼ねて、細胞診を実施した。
治療方法
細胞診では異型性に乏しい上皮性細胞が集塊状に得られていることから、外見特徴と合わせて良性のマイボーム腺腫と診断した。
圧平御、抗生剤の点眼を実施した結果、腫瘤のふくらみは有意に改善されたため、年齢も加味して、ご家族と相談した結果このまま経過を観察していくこととなった。
治療・術後経過
現在経過観察中
担当医:白井 顕治
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