猫のアレルギー性皮膚炎は犬と比較して遜色がないほど発生率が多いが、病院に来るケースは少ない。犬の場合にはかゆい部分をポリポリとかきむしるため、ご家族にも「かゆがっている」と認識されやすいのだが、猫の場合にはかゆい部分をずっと舐めていた李、少し毛が薄いだけなので、「個体差」として認識されてしまうこともあるためです。
猫のアレルギー性皮膚炎は軽度な脱毛・薄毛のことから、好酸球性皮膚炎、好酸球性肉芽腫などを形成するような重度なケースもあるため、体表被毛が薄い個所がある場合には動物病院に相談しましょう。
実績詳細
雑種猫のアレルギー性皮膚炎
種類 | 雑種猫 |
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年齢 | 4歳 |
診療科目 | 皮膚科 |
症状 | 半年前から吐いて、下痢をしたりすることもある。 |
症状の概要
検査結果
症例は元気食欲はあり、体重減少も起こしていなかった。
身体検査を行ったところ、猫のアレルギー性皮膚炎が好発する部位に発赤や脱毛が認められた。
不定期な消化器症状に関しても、若齢であり体重減少を引き起こしていないことから、皮膚症状と合わせて、食物アレルギーによる症状の可能性を疑った。
治療方法
低アレルギー食や加水分解食を与えることにより、皮膚及び下痢や嘔吐の消化器症状の頻度を観察していく。
治療・術後経過
現在食事療法を行い経過観察中
担当医:白井顕治
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