猫のアトピー症候群は、かかとや下腹部、ひじの内側や下顎、耳などに、典型的には好酸球を主体とする炎症を起こしかゆみを呈する疾患である。
季節性が認められることがあったり、食物に反応することもあるが、まだ発生要因や病態の機序に不明な点が存在する疾患群である。
実績詳細
雑種猫の下顎に形成された痤瘡(顎ニキビ、アトピー症候群)
種類 | 雑種猫 |
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年齢 | 12歳 |
診療科目 | 皮膚科 |
症状 | 顎が痛そう、出血している |
症状の概要
検査結果
症例は下顎皮膚に痤瘡(顎ニキビ)を形成していた。
下顎皮膚以外にも、両踵部にも脱毛を認めるため、アトピー症候群の一環として発症したものと判断した。
治療方法
非ステロイド系の免疫抑制剤の内服を実施して、経過観察を行っていった。
治療・術後経過
治療前
治療開始2週間後
治療開始4週間後
経過良好と判断し、今後は症状の出方によって内服の感覚をコントロールしていくこととした。
担当医:白井 顕治
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