眼球形成期にウイルス性角膜・結膜炎に罹患すると、眼球自体が正常に形成されなかったり、癒着を引き起こしたりする。
慢性経過となり炎症がない場合には、必要に応じて癒着を剥離することによって生活の質が向上することもあるため、不妊手術時にこういった処置を行う価値があるかどうかを一度判断するとよいでしょう。
実績詳細
雑種猫の角膜結膜癒着の剥離
種類 | 雑種猫 |
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年齢 | 7カ月 |
診療科目 | 軟部外科・整形外科 眼科 |
症状 | 眼が白い |
症状の概要
検査結果
症例は若齢期にヘルペスウイルス性角結膜炎に罹患していた疑いがある。
左目は正常であるが、右目は角膜・結膜・第三眼瞼が癒着をおこし、正常に開眼できなくなっている。
ご家族と相談し、不妊手術を行う際に合わせて癒着を剥離することとした。
治療方法
角膜を傷つけないように慎重に癒着を剥離した。
治療・術後経過
術後は抗炎症剤の点眼を数日間行った。
術前と比較して、目をよく開くようになり、物を目で追うようなしぐさが以前よりもよく認められるようになったということだった。
経過良好
担当医・執刀医:白井 顕治
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