佐倉しらい動物病院ブログ

焼き鳥の串を食べてしまった!

こんにちは、獣医師の白井顕治です。

この記事では、焼き鳥の串を食べてしまった際に考えなくてはならない点や気を付けることを記載していきます。

(串を食べてしまった時点で、病院には行った方がよいと考えられますが、その前段階としてということです。)

さて、焼き鳥は甘辛い、いい匂いがしますよね。それはわんちゃんにとっても同じことです。

焼き鳥の串を飲み込んでしまうのは、もっぱらわんちゃんで、ネコちゃんではほとんど見ることはありません。

飲み込んでしまうケースとしては、玄関に買ってきた買い物袋を置いて違うことをしていたり、食卓に並べて置いたり、スーパーで食材を買った後に買い物袋とわんちゃんを車内に残してご家族が車を離れた時など、ふとした瞬間にぱくっと食べてしまうことが多いような気がします。

まず、焼き鳥の串にかかわらず、とても大切な情報なのですが、

①どのような形状の串だったか

通常の細長いクシのこともあれば、少し平たいタイプ、また、持つところが広くなっているタイプの串もありますよね。それによって症状がどうということではなく、レントゲンやエコー、または内視鏡や開腹手術で探索する際にも、どのような形のものを探しているのかというのはとても重要です。

そのため、同じ形の串が自宅にあるときには、持参するとよいでしょう。

次に、当然ですが

②何本飲んだのか

これも①と同様ですが、何本見つけなくてはならないのか?というのはとても重要な情報ですよね。3本飲み込んだとして、それを知らないで手術を行った場合、2本だけ見つけて、残りの一本は見つかられずに終えてしまうかもしてません。

似た情報になりますが、

③一部を吐いたとしたら、どれくらい吐いたのか

こちらも、吐物の中にクシのかけらがあった場合には、持参することをお勧めします。

こうやってつなぎ合わせて、すべて摘出できたかを確認することができます。

また、最後に重要なポイントとしては、

④ネギマも食べた?

ネギ中毒、起こす可能性があります。

焼き鳥のつけだれを使用している場合には、ネギの成分がタレにしみだしてそこからおこす可能性もあります。

異物誤嚥としては消化可能なねぎですが、わんちゃんとしては中毒を起こしてしまいますので、串と同じくらい危険なものと考えて良いでしょう。

摘出された胃内容物にネギがあるかどうかをチェック。

串を摘出する方法として、内視鏡や開腹手術がありますが、どちらの方が優れているということはありません。

ケースバイケースで、内視鏡の方がよい場合もあれば、開腹手術でないと大きさ、位置、個数、胃内容物を除去しきれないと判断される場合もあります。

なので、「内視鏡が最高」、「試験開腹が最高」ということはありません。

こういう病気(事故)を経験された飼い主様で、内視鏡で済んだ方がいれば、それは内視鏡が適応できる状況だったということです。

いずれにせよ、こういった事故は防ぐことが可能なものであるので、起きないように注意してあげましょう。

「今まで買い物袋をあさったことがないから油断してた~」というのは、よく聞く話です。

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