佐倉しらい動物病院ブログ

高齢ペットの楽しい生活ー老いも楽しむという事ー

こんにちは、獣医師の白井顕治です。

昨今、ペットの医療も先進化が進み、予防医療の考え方も浸透したおかげか、ペットの平均寿命も延びつつあります。

ということは、同時に高齢のペットが増えているということにもつながります。

「ペットとの楽しい暮らし」という題名の記事だったら、どんな内容の文章になっただろうか?

・出かけて帰ったら出迎えてくれる家族

・旅行だって、一緒に行ける

・散歩やフリスビーを一緒に楽しんだり、一緒にキャンプに行ったりするアクティブな休日

・新しい首輪やリード、きれいなお洋服をそろえてお出かけしよう

そんなことがいろいろな雑誌に載っています。

良いと思います。楽しそうです。

ペットがいる意味を、私が決めるわけではないのです。しかし、私が感じているペットがいる意味の一つに、「命を教えてくれる」事だと思っています。

多くの品種のペットで、多くの場合、人間より早く命を閉じます。

犬の寿命は、人間よりも短いのです。

「この犬と一緒に最後まで生きる」という犬に対する無茶は「私は今植えたイチョウの木が枯れるまで、木と一緒に生きる」という人間に対する無茶と同じくらいです。

若いころに飼い始めた犬や猫。

なんだか眼も見えにくいみたい。

散歩もあんまり行きたがらない。

ご飯も残すようになってきた。

寝てる時間も多い。

毛並みも悪くなってきて、白髪が混ざってるね。

なんだか寂しい感じもしますが高齢のペットと一緒に暮らすというのは、ゆっくりと生き物はおいていくし、「もしかしたらお父さんやお母さんもこうなっていくし、そして同じように介護ということになったりするのかな?」とか、そういうことを考えるいいきっかけにもなると思います。(余計なお世話ですが)

今までは食事を入れて「カタン」と目の前に置いたら勢いよくご飯を食べていたのに、食べなくなった。

食事を温めてみたり、少しだけ味を変えてみたり、手に取って口に入れてあげたり、話ながら食べてみたり、たまにはお弁当にして公園で食べてみたり、食べたら大げさにほめてみたりしてください。自分だって疲れてるときに、無言でご飯を置かれて、それで喜んで食べるかなって考えれば、どういう食事だったらおいしいかは容易に想像つくと思います。

寄り添ってあげればきっと少しずつ食べてくれるはずです。

散歩に行きたがらないけど、外が嫌いとは言っていません。

もしかしたら眠っている間は、若いころにみんなで行った公園の夢を見ているかもしれません。

暖かい洋服を着せてあげて、抱っこをしたり、バギーに乗せてみたり、車に乗せてみたりして、公園に連れて行ってあげるのもいいと思います。

そういうことがきっかけになって、急に元気が出るわんちゃんはたくさんいます。

寝る場所だって、暖かくしてあげてください。若いころは平気だったって言っても、確実に去年よりは1才、年を取っています。

介護グッズを探しにホームセンターに行くのは実はとても楽しいです。

飼い主様の中には「旦那の介護を考えてるときより楽しかった」とか言っちゃっている方もいました。

毛艶が悪くなってきたって、生き物っていうのは年を取ったらそうなっていくものです。

でも、今はいろんなケア用品があります。若いころは暴れて出来なかったシャンプーや、洋服を着るのだって、今はできるかも。

飼い始めたころにはいなかった子供や孫がいる方は、家族の集合写真におめかしをしてその仔を入れてあげるのもいいと思います。

ペットの寿命は犬や猫であれば十余年。

人間だって、10年を超えて一緒にいる人間は家族をおいてはそうはいません。

なんか年を取って高齢になったというと、暗い話題のような感じがしてしまいますが、そんなことは全然ありません。

なんだか書ききれない内容なので記事はこのくらいにしておきますが、ペットのケアでお困りのことや、「相談してもどうにもならないでしょ?」と思ってることがあったら、ためしに相談してみてください。

どうにかなることもあったりします。

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