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📌子猫のくしゃみ・鼻水は珍しくない?
子猫を迎えた飼い主さんから、
「鼻水が出ているけど大丈夫ですか?」「くしゃみが止まらない」
というご相談はとても多いです。
環境が変わったばかりの子猫は、
免疫力が弱くウイルスに感染しやすいため、
猫風邪の症状が出やすい時期です。
📌子猫の鼻水・くしゃみで多い原因
鼻水やくしゃみの原因で多いのは、
猫風邪(ウイルス性鼻気管炎・カリシウイルス) です。
ペットショップや保護猫の場合、
他の猫から感染していることが珍しくありません。
環境の変化やストレスで免疫力が下がり、
症状が出やすくなるのも理由の一つです。
📌自宅で様子を見ていい場合
すぐに受診が必要とは限りません。
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ご飯をしっかり食べている
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くしゃみが一時的で回数が少ない
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鼻水が透明でサラッとしている
この場合は、
お部屋を暖かくして清潔に保ち、
しばらく様子を見ても大丈夫です。
📌すぐに動物病院に相談するべきサイン
子猫は体力が少ないので、
鼻水やくしゃみが長引くと一気に悪化することがあります。
以下の症状があれば、
様子を見ずにすぐにご相談ください。
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くしゃみが止まらず何日も続く
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黄色や緑色の粘りのある鼻水が出ている
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食欲がなく元気がない
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目やにが増えて目が開きにくい
📌当院で実際にあった症例
お迎えしたばかりの子猫がくしゃみと鼻水で元気がなく、
検査で猫風邪と診断し、点眼薬と環境管理で改善した症例があります。
📌当院でできる治療とケア
当院では、子猫の猫風邪や呼吸器感染の場合、
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体温や脱水の確認
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鼻水の状態を検査
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必要に応じて点眼・点鼻治療
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栄養管理・点滴で体力をサポート
を行い、その子の状態に合わせたケアを提案しています。
📌まとめ|子猫のくしゃみ・鼻水で迷ったらご相談ください
子猫のくしゃみ・鼻水は、
放っておくと悪化して重症化することもあります。
当院では、飼い主さんが不安を感じたときに
気軽に相談できる体制を整えています。
少しでも気になる症状があれば、
いつでもご相談ください。
著者プロフィール
白井顕治(しらい けんじ)院長
獣医師、医学博士
日本動物病院協会(JAHA)獣医内科認定医・獣医外科認定医・獣医総合臨床認定医
子猫のくしゃみや鼻水はよくあるご相談ですが、
放置せずに早めのケアで体調を守ってあげましょう。
当院は日本動物病院協会(JAHA)から認定を受けている動物病院です。
当院は国際ねこ医学会(isfm)よりキャットフレンドリーゴールド認定を受けている病院です。