📌 H2-1 お迎え直後の子猫、体調トラブルは多い?
新しいお家に来たばかりの子猫は、
環境が大きく変わるため、体調を崩しやすい時期です。
特に下痢・くしゃみ・食欲不振はよくある相談で、
少しの変化でも気づいてあげることが大切です。
📌 H2-2 子猫に多い下痢・くしゃみ・食欲不振の原因
子猫は免疫力が弱く、
ストレスや気温の変化でもすぐにお腹を壊したり、風邪をひいたりします。
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環境の変化によるストレス
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寄生虫(コクシジウム、ジアルジア)
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ウイルス感染(猫風邪)
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離乳の時期やフード切り替えの影響
こうした要因が重なって、体調を崩しやすくなります。
📌 H2-3 自宅で様子をみてもいい場合
すぐに受診しなくても、
家で様子を見ても大丈夫な場合もあります。
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食欲があり元気に遊んでいる
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くしゃみが数回だけで、鼻水も少ない
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下痢が1日でおさまった
こうした場合は、暖かい場所で安静にしてあげてください。
📌 H2-4 すぐに動物病院へ相談すべきサイン
体力が少ない子猫は、
体調が急に悪化しやすいのが特徴です。
次のような症状があれば、
様子を見ずにすぐにご相談ください。
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下痢が続く・血便が出る
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くしゃみが止まらない・黄色や緑の鼻水が多い
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食欲がなく元気がない
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呼吸が荒い、苦しそう
📌 H2-5 当院で実際にあった症例
お迎えしたばかりの子猫が下痢とくしゃみを繰り返し、
検査で寄生虫と猫風邪が見つかり、治療で改善した症例があります。
おうちに来てから、涙が多いという主訴で来た猫ちゃん、検査の結果ヘルペスウイルス性角結膜炎と診断されました。
📌 H2-6 まとめ|子猫の小さな変化も遠慮なくご相談を
子猫は体調を崩しやすい時期だからこそ、
少しの異変に気づいてあげることが大切です。
当院では、お迎え後の健康診断や便検査、猫風邪の治療も行っています。
小さなことでも気になるときは、どうぞ遠慮なくご相談ください。
著者プロフィール
白井顕治(しらい けんじ)院長
獣医師、医学博士
日本動物病院協会(JAHA)獣医内科認定医・獣医外科認定医・獣医総合臨床認定医
お迎え直後の子猫の体調管理は、特に慎重に診ています。
些細なことでも気になることは遠慮なくお声かけください。
当院は日本動物病院協会(JAHA)から認定を受けている動物病院です。
当院は国際ねこ医学会(isfm)よりキャットフレンドリーゴールド認定を受けている病院です。