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お迎え直後の子犬、下痢は珍しくない?
新しい家族として子犬をお迎えしたばかりの時期は、
環境の変化や食事の変化でお腹を壊しやすい時期です。
元気に見えていても、引っ越しや新しい家族との生活が
大きなストレスになり、腸の調子が乱れることは珍しくありません。
子犬の下痢、よくある原因とは?
子犬の下痢には様々な原因がありますが、
多いのは「環境変化」「食べ過ぎ」「急なフード変更」です。
また、ペットショップやブリーダーから来た子犬には、
寄生虫(コクシジウムやジアルジア) が隠れていることも多く、
便検査が必要になる場合もあります。
ウイルス感染や細菌性腸炎などの場合もあり、
症状や状態によって治療内容が変わります。
自宅でできる子犬の下痢対策
軽い下痢の場合、まずは子犬をゆっくり休ませることが大切です。
水分補給を心がけ、無理にご飯を増やさず、
最近フードを変えた場合は以前のものに戻して様子を見てください。
ただし、自己判断で市販薬を使うのは避けてください。
こんな下痢はすぐ動物病院へ
子犬は体力が少ないため、
下痢が長引くとすぐに脱水や体力低下を起こします。
次のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
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水のような下痢が続く
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血便が混じる
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元気がなく、食べなくなる
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嘔吐も伴う
当院で実際にあった症例
ペットショップからお迎えしたばかりの子犬が下痢を繰り返し、便検査で寄生虫が見つかり、駆虫治療で改善した症例
まとめ|心配なときはお気軽にご相談ください
子犬の下痢は、軽いものからすぐに治療が必要なものまで様々です。
当院では、便検査や必要に応じた治療を行っていますので、
気になることがあればお気軽にご相談ください。
著者プロフィール
白井顕治(しらい けんじ)院長
獣医師、医学博士
日本動物病院協会(JAHA)獣医内科認定医・獣医外科認定医・獣医総合臨床認定医
子犬のお迎え後の体調管理は、地域のかかりつけとして最も多いご相談のひとつです。
飼い主さんが安心して育てられるよう、正確な診断とサポートを心がけています。
当院は日本動物病院協会(JAHA)から認定を受けている動物病院です。
当院は国際ねこ医学会(isfm)よりキャットフレンドリーゴールド認定を受けている病院です。