目次
📌子猫をお迎えした後に体調を崩しやすい理由
子猫は、環境の変化や移動のストレスで
体調を崩しやすい時期です。
特にお迎え直後は免疫力がまだ十分でなく、
隠れていた体調トラブルが表に出てくることも多いです。
📌気をつけること① 体調管理と健康チェック
お迎えしたばかりの子猫で多いのが、
下痢・くしゃみ・鼻水などの症状です。
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元気があるか
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ご飯をしっかり食べているか
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毎日の体重を測って記録するか
これらをチェックしてあげるだけで、
小さな変化に気づきやすくなります。
📌気をつけること② 寄生虫・感染症の予防と検査
多くの子猫は、外で暮らしていたり、
多頭環境で育っていることが多いため、
寄生虫や猫風邪などの感染症にかかっていることがあります。
お迎え後は便検査をして寄生虫の有無を確認し、
ワクチンや健康診断で体調を整えていくことが大切です。
📌気をつけること③ 環境づくりとストレス管理
新しい家に慣れるまでの環境もとても大切です。
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室温や湿度を適切に保つ
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静かで安心できる寝場所を作る
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小さな子どもや他のペットとの接し方に気をつける
ストレスを減らしてあげることで、
体調トラブルのリスクを下げることができます。
📌当院で実際にあった症例
お迎え後すぐに体調が悪くなり、くしゃみが続いていた子猫を検査したところ、
猫風邪が見つかり、治療で改善した症例があります。
📌まとめ|子猫を安心して育てるために
子猫を迎えた後の数週間は、
体調管理・感染症対策・環境づくりがとても大切です。
当院では、初めての飼い主さんでも安心して相談できるように、
一緒に健康管理のポイントをお伝えしています。
少しでも気になることがあれば、遠慮なくご相談ください。
著者プロフィール
白井顕治(しらい けんじ)院長
獣医師、医学博士
日本動物病院協会(JAHA)獣医内科認定医・獣医外科認定医・獣医総合臨床認定医
子猫の健康管理はお迎え後の最初がとても大切です。
小さな変化に気づいたらすぐにお声かけください。
当院は日本動物病院協会(JAHA)から認定を受けている動物病院です。
当院は国際ねこ医学会(isfm)よりキャットフレンドリーゴールド認定を受けている病院です。