目次
📌 犬のアトピー性皮膚炎はなぜ治らないのか
犬のアトピー性皮膚炎は、残念ながら完治が難しい慢性皮膚病です。
しかし「治らない=何もできない」わけではありません。
正しい治療で、かゆみをできるだけ抑えて、ワンちゃんのQOLを守ることが治療の目的です。
📌 治療のゴールは「かゆみをコントロールすること」
完治を目指すのではなく、
どれだけかゆみを少なくして、快適に暮らせるか
それが一番大切です。
かゆみが続くと皮膚は荒れ、さらに悪化していきます。
だからこそ、症状を抑え続けることが大切なのです。
📌 治療の三本柱|スキンケア・食事療法・内科療法
当院では「薬を出して終わり」ではなく、
スキンケア・食事・内科療法を組み合わせ、
その子とご家族に合った方法を一緒に探します。
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スキンケア(薬浴・保湿)
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食事療法(低アレルゲンフードなど)
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内科療法(内服・外用・注射・サプリ)
どれも大事で、どれも“組み合わせ方”がポイントです。
📌 飼い主さんと一緒に治療を考えるとはどういうことか
「どんな方法が合うか」はワンちゃんの性格、
家でできること、かけられる時間や費用など、
ご家庭ごとに違います。
私たちは「この薬しかない」と押し付けずに、
選択肢のメリット・デメリットを全部お話しして、
一緒に治療を決めていくこと を大切にしています。
📌 当院で実際にあった治療の例
他院での内科療法がうまくいかず、シャンプー療法などのスキンケアを組み合わせて治療を行い、飲む薬を減らすことができた症例です。
📌 まとめ|迷ったら一度ご相談ください
「治らないのにずっと薬だけ…」
「他の方法はないのかな…」
そう感じたら、一度ご相談ください。
飼い主さんと一緒に、無理なく続けられる方法を探すのが、
当院の皮膚科診療のスタイルです。
シャンプーを受けたご家族の口コミ
著者プロフィール
白井顕治(しらい けんじ)院長
獣医師、医学博士
日本動物病院協会(JAHA)獣医内科認定医・獣医外科認定医・獣医総合臨床認定医
正解がないからこそ、飼い主さんと一緒に最適解を探します。
迷ったらご相談ください。
当院は日本動物病院協会(JAHA)から認定を受けている動物病院です。
当院は国際ねこ医学会(isfm)よりキャットフレンドリーゴールド認定を受けている病院です。