実績詳細

肛門腺破裂:外科手術症例

種類 チワワ
年齢 3
診療科目 外科 
症状 おしりから血が出ている

症状の概要

肛門腺は肛門を中心として4時方向と8時方向の左右に1つずつある袋です。内部に溜まる肛門腺液は緑や灰色、黒色のにおいの強い液体が貯留しています。液体の色や粘調度は、そのときの体調や食事に関連しているといわれています。
この粘調度の高い肛門腺液が詰まってしまい、袋の中に液体が溜まりすぎてしまうと、肛門腺自体が破裂してしまうことがあります。飼い主様が気づいて来院される際の主訴としては、元気がないというものであったり、「おしりの穴が増えた」という主訴であったりします。

検査結果

身体検査所見より、肛門の右下部分に穴が開いており、そこから血膿が排泄されていた。

また、問診より、症例はこうなる数日前からおしりを気にして舐めていたということでした。

 

問診と病変部位より、右肛門腺破裂と診断しました。

治療方法

肛門腺破裂の治療には、内科療法と外科両方があります。内科療法は出血と感染をコントロールし、自然に治癒していくことを目指して行います。

内科療法においても良好に治癒し、再発しない場合もありますが、よく肛門腺が詰まってしまったり、破裂を繰り返す場合には外科的に肛門腺自体を切除する、肛門腺切除術が選択されます。

また、一度目の破裂でも、広範囲に炎症と壊死が起こっている場合には手術の適応となる場合があります。手術の合併症としては術後の感染や一時的な便失禁などが起こる可能性が有りますが、時間とともに改善されてきます。

 

この症例では破裂を繰り返していたため、外科療法が選択された。

 

 

治療・術後経過

術後管理としてニューキノロン系抗生剤を使用していたが、感染が認められたため、感受性検査に基づいてST合剤に変更したところ、術創の経過が良くなり良好に治癒した。

 

現在、排便・元気食欲ともに良好。

 

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