猫の疥癬症はか安全に室内飼育のネコちゃんに起こることはなく、感染経路は疥癬に感染している野良猫や野生動物との接触によりおこります。疥癬は皮膚の薄い部分を好むため、頭頸部、特に耳介から症状が始まることが多いことで知られています。また、疥癬症はほかのネコや人にも感染する寄生虫症ですので、診断された場合には同居のペットや飼い主様に同様の皮膚症状がないかを調べるとともに、飼育環境を洗浄する必要があります。
実績詳細
猫の疥癬症
検査結果
身体検査所見としてネコは頭頸部を非常にかゆがっており、痂皮を伴う脱毛を呈していた。また、病変部位は頭頸部および後肢先端にも認められた。
問診より、この症例は外に遊びに行くことがあるということであった。
問診と病変部位より疥癬症である可能性が疑われたため、スクラッチ検査を行った。
顕微鏡のいて疥癬(ネコセンコウヒゼンダニ)の成虫および虫卵が認められたため、疥癬症と診断した。
(他の症例での疥癬の顕微鏡観察所見)
治療方法
1~2週間おきのイベルメクチンの注射を行った。
治療・術後経過
現在治療・経過観察中
治療中の写真
毛が生えてきてかさぶたも減少してきている。
担当医:白井 顕治
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