犬・猫ともに眼球に腫瘍ができた際には、羞明(眩しそうに眼をつむったり)や流涙が認められることが多いですが、時には瞳孔の色が変色する程度で自覚症状がない場合もあります。体の中でも特に細胞の採取が難しい場所の中の一つですので、定期検診を行い早期発見に努めましょう。
実績詳細
緑内障を発症したビーグルの眼に形成された腫瘍
検査結果
症例は原発性緑内障を以前から患っており、対症療法として内科的な降眼圧療法と角膜保護を行ってきた。
診察時に検眼を行ったところ、角膜輪部の一部が隆起しており、腫瘍性病変を除外するために眼エコー検査を実施した。
検査の結果、右眼の網膜剥離と外側毛様体・虹彩由来の腫瘤が眼内に認められた。
治療方法
腫瘤性病変の正確な診断には細胞診などを行い細胞や組織の形態を評価する必要があるが、ご家族と相談した結果、麻酔をかけての眼内組織採取、もしくは診断的眼球摘出などは行わずに、対症療法を行っていくこととした。
治療・術後経過
現在経過観察中
担当医:白井 顕治
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