ペットに装着する首輪やハーネスの選定は非常に難しい。ペットごとに体格や動き方が異なるため、ジャストフィットするものが発見しづらいということも要因の一つと考えられる。また、特に猫は体が柔らかく、首輪を様々なものにひっかけてしまうため、常に装着させる場合には定期的に問題が起こっていないかを見る必要がある。主な問題は今回のように体や、家具などに首輪が引っ掛かってしまっていないか、また、鈴などがついている場合には、それらを誤嚥していないかどうかという点が主な注意点である。
実績詳細
マンチカンの首輪による摂食障害
検査結果
症例は2週間ほど前に当院において手術を受けた既往がある。
その際に、慢性腎臓病グレード2であることが診断されていた。
今回は2日前からほとんどご飯を食べないということだったので、慢性腎臓病の悪化を疑い身体検査を実施したところ、首輪のゴムが下顎に引っ掛かっているのが見つかった。
治療方法
治療方法として、ゴムを切断し、障害を取り除いた。
また、発生した皮膚炎と粘膜炎に対して短期間の消炎剤と抗生剤の治療を行い治療終了とした。
治療・術後経過
症例は帰宅後2日目より、ほぼ普段通りに食事を始めた。
経過良好
担当医:白井 顕治
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