歯周病が進行すると、歯周ポケットが深くなっていきます。深くなったポケットの中には病原性の強い歯周病菌が増えやすく、より歯槽骨を溶かしてポケットを深くしてしまう悪循環へと進みます。わんちゃんの口腔内の衛生環境としては、この詩集ぽこっ都内を清潔に保つことが重要なため、麻酔をかけての清掃処置(スケーリング)が必要となってしまいます。また、ある一定の水準まで歯周病が進行すると、掃除を行っても修復不可能と判断され、抜歯の対象となります。なるべく多くの歯を残してあげるためにも、進行する前に定期的なスケーリングを実施してあげましょう。
実績詳細
ミニチュアダックスフントの中程度歯周病に対する口腔外科治療、スケーリング
検査結果
症例は左右共に中程度の歯周病と歯槽膿漏になっていた。
治療には麻酔をかけての検査及び必要な歯に対しての抜歯やスケーリングが必要と考えられたため、口腔外科手術を実施した。
治療方法
麻酔後、口腔内歯科レントゲンを撮影し、各々の歯の歯周病の進行度を評価して、抜歯が必要と判断されるレベルの歯周病罹患歯に関しては抜歯を行い、その他はスケーリングを実施した。
右上顎の歯周病が特に進行し、前臼歯や犬歯などの大型の歯の抜歯を行ったため、粘膜フラップを作成して抜歯溝を閉創した。
また、術後に肺炎予防としてネブライザー処置を実施した。
治療・術後経過
術後14日後の検診ではフラップが良好に生着していたため、治療終了とした。
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