爪の過長は、病気と呼ぶほどの異常ではない。しかし、過長に伴って異常の原因となる場合がある。通常であれば、歩く、かじる、ひっかく、掘るなどの行為により爪の長さは自然に適正に保たれるが、室内で飼育していたり、散歩時間が短かったり、もともと活動性の低い個体であったり、老齢であったり、関節疾患や神経疾患により正常ではない歩行様式になってしまったりする場合には、爪が削れずに伸び始めてしまう。このようなことによって、爪が伸びる方向によっては、自らの肉球に刺さってしまったり、長くなることによって、絨毯や網目に爪が引っかかってしまい、爪が根元から折れてしまう外傷を負う可能性が生じる。また、過長した爪に毛が絡まることにより足底皮膚炎が起きてしまう場合もある。
歩行の異常や活動性の低下が起きたときには、全身の状態とともに爪の状態もチェックしてあげましょう。
実績詳細
ミニチュアダックスフントの爪の過長
種類 | ミニチュアダックスフント |
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診療科目 | 皮膚科 |
症状 | 爪が伸びている |
症状の概要
検査結果
症例は長期間爪切りを実施していないので、爪が過長していた。
治療方法
爪切り、ニッパーを用いて爪切りを実施するとともに、足裏の毛刈りを実施した。
担当医:白井 顕治
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