自発性慢性角膜潰瘍は角膜実質と角膜上皮の結合が弱くなってしまう疾患であり、中年齢から高年齢にかけて認められます。一般的には片側に発生しますが、時に時間を空けて両側に発生したりすることもあります。また、過去にスケッツが発生した眼において、時間経過した後に再発することもあります。
点眼剤のみの治療には反応は乏しいことが一般的です。
実績詳細
ミニチュアピンシャーの自発性慢性角膜潰瘍
種類 | ミニチュアピンシャー |
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年齢 | 11歳 |
診療科目 | 眼科 |
症状 | 左目が赤い |
症状の概要
検査結果
症例は左目が充血しており、一般的な角膜潰瘍の治療に対して抵抗性があったため検査を実施した。
その結果、角膜上皮の口唇上剥離が認められたため、SCCEDs(スケッツ、自発性慢性角膜潰瘍)と判断した
治療方法
症例の性格を加味したうえで、麻酔下で処置することとなった。
麻酔下において病変部位の精査を行ったうえで、角膜格子状切開を実施した。
治療・術後経過
治療後、格子状切開1回目で良好にスケッツは改善し、治療終了となった。
現在経過観察中
担当医:白井 顕治
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