好酸球性肉芽腫症候群は局所的に著しい好酸球の浸潤を認める病気の総称で、含まれる疾患としては好酸球性潰瘍(無痛性潰瘍)、好酸球性局面、好酸球性肉芽腫などがある。確定診断は病変部位の政権による病理組織診断によって行われるが、当院では、まずは対症療法を行って治療への反応を確認します。
あらゆる品種と年齢に発生しますが、2~3歳の比較的若いネコちゃんでの発症が多い傾向にあります。
実績詳細
猫の好酸球性肉芽腫症候群
種類 | 猫 |
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年齢 | 2 |
診療科目 | 皮膚科 |
症状 | おしりの周辺が赤くなっている、舐めている |
症状の概要
検査結果
身体検査所見では痛みを伴わない潰瘍が肛門周囲に認められた。細胞診において細菌と複数の好酸球が認められたため、好酸球性肉芽腫症候群を疑った。
治療方法
抗生剤とステロイド剤による免疫抑制療法を行った。
治療・術後経過
治療開始後7日目で、皮膚の赤みはほどなくなった。
21日間、ステロイド剤を漸減服用し、休薬を行ったが再発は認められていない。
担当医:白井 顕治
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