実績詳細

アイリッシュウルフハウンドの胃拡張・捻転症候群

種類 アイリッシュウルフハウンド
年齢 2
診療科目 軟部外科・整形外科 消化器科 
症状 今朝、急に体調が悪化した。お腹がパンパンに膨らんでいる

症状の概要

胃拡張・捻転症候群は急性に発症する病気であり、また、非常に緊急性の高い病気です。典型的には、コリーやハウンド系犬種のような胸の深い犬種に多く、食後すぐの激しい運動後に捻転しやすいと言われていますが、すべての犬種で起こる可能性があり、食後以外にも起きることはあります。老齢のミニチュアダックスフントで起きた例も当院ではあります。
急激に腹部が膨満してくる以外には、呼吸困難や沈鬱などの症状を示すことが多いです。前述のとおり、非常に緊急性の高い病気ですので、すぐに動物病院を受診しましょう。

検査結果

症例は沈鬱状態で、ぐったりとしていた。

腹部は誇張しており、ご家族の話では、昨日の夜まで、体調は良かったということだった。

 

問診の時点で胃拡張・捻転症候群が強く疑われたため、診断のためのレントゲン検査を行った。

 

 

胃は非常に重度に拡張・捻転しており、呼吸も弱くなっていた。

 

緊急対応として胃を穿刺し、抜気した。

 

抜気後、やや胃が縮小した

治療方法

診断後、病状の説明およびインフォームドコンセントを行っている際に急変し、心停止となった。

 

迷走神経反射による心停止と判断した。

治療・術後経過

予後不良

 

 

担当医:白井 顕治

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