慢性経過をたどっている皮膚病変の診断には痂疲を材料に行う検査や、皮膚自体を検査する病理検査があげられる。本症例のように病変が局在している場合には、原因の特定の為には皮膚生検が診断に必要と考えられる。
実績詳細
エボシカメレオンの脱皮以上による皮膚病変のケア
検査結果
症例は右後肢全域に層状に脱皮した皮が付着していた。
細胞診を実施したが、顕微鏡検査において細菌および真菌は認められなかった。
経過が長いことから、ご家族と根本的な解決のために皮膚生検を含めた精査を行うか、右後肢の状態を改善するためにケアを実施するか相談したところ、後者を希望されたため、院内にて薬浴を実施した。
治療方法
微温湯及びシャンプー剤で痂疲をふやかして除去したのちに、殺菌消毒剤でパックを実施した。
最後に保湿剤を塗布して、自宅でも継続していただくよう指示を行った。
治療・術後経過
現在経過観察中
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