実績詳細

トイプードルの膀胱結石摘出とスケーリング処置

種類 トイプードル
年齢 8歳
診療科目 外科 泌尿器科 歯科 
症状 血尿が出る

症状の概要

膀胱結石は、膀胱で結石化したものと、腎臓で結石化したものが尿管を通じて膀胱に流れ着いたものが存在します。また、大きく分類して、食事療法によって溶解が可能な種類と、不可能な種類の結石が存在します。
結石の溶解には、適正な食事療法を行うと同時に、溶解する期間は抗生剤の内服をすることが重要です。溶解する場合には期間を定めて、1か月おき程度に膀胱を超音波検査で精査し、消失または縮小が認められるようであれば食事療法と内服を継続して完全に消失するまで続けていきます。平均して2-3か月程度で溶解することが可能ですが、膀胱炎の管理ができなかったり、腎結石だったりする場合には溶解する期間は長くなる傾向にあります。

検査結果

血尿が繰り返し出るという主訴で来院。単発ではないため、基礎疾患がある可能性を考えて腹部超音波検査を実施した。

 

その結果、膀胱内に複数の結石陰影が認められたため、この症例は結石刺激性の慢性膀胱炎と診断された。

 

また、抗生剤を内服しながら食事による結石溶解療法を実施したが、結石の大きさがほぼ変化しなかったため、溶解しないシュウ酸カルシウムが主成分の結石であることが強く疑われた。

 

ご家族と相談した結果、手術による膀胱結石の摘出と、同時にスケーリングを実施することとなった。

治療方法

 

開腹し、膀胱を切開した後に結石を摘出した。

結石の取り残しがないように陰茎の先端からカテーテルを挿入し、複数回、生理食塩水で尿道を洗浄して膀胱を閉鎖した。

 

 

また、術後に歯周病の治療のため、スケーリングと一部口腔外科を実施した。

 

超音波による歯石除去後に、歯槽ポケットのクリーニングと、歯の表面の研磨を行い処置終了とした。

治療・術後経過

摘出した結石について、結晶解析を依頼したところ、ストルバイト結石10%、シュウ酸カルシウム結石90%だった。

術後は結石に対応したフードを食べるものとした。

膀胱は正常に癒合し、皮膚も感染を起こすことなく癒合した。

また、口腔内に関しても、処置後14日後より徐々に硬いフードの給仕を開始し、歯磨き教室に参加するなどして口腔内の衛生環境の維持を行っている。

 

予後良好

 

担当医・執刀医:白井顕治

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