実績詳細

ヒョウモントカゲモドキの抱卵による食欲不振

種類 ヒョウモントカゲモドキ
年齢 1歳
診療科目 エキゾチック診療科 
症状 11月ごろから食欲が低下している(診察は2月)

症状の概要

個体差がありますが、ヒョウモントカゲモドキは秋~春にかけて抱卵し、個体差があるが抱卵すると食欲が低下することが比較的多いことが知られています。
卵は吸収されて消失することもあれば、そのまま産まれることもある。吸収される過程で、大きさは同じままでゆっくりと吸収されることもあれば、徐々に小さくなって消失することもあります。
抱卵すると食欲が低下してしまう現象は正常でも起きる反応ですので、不安を感じた場合にはご相談ください。

検査結果

 

視診、触診上で、腹腔内に複数の卵がある可能性があったため、エコー検査を実施した。

 

その結果、腹腔内に4つの卵がぞんざいしていたため、食欲不振は抱卵による影響と判断した。

治療方法

食欲増進剤および指向性の高い食事を給仕することによって体重を維持するように指示するとともに、卵についてエコーで経過観察をしていくことを勧めた。

 

 

治療・術後経過

現在経過観察中

 

担当医:清水麗子

 

 

ヒョウモントカゲモドキの抱卵などについての生態情報はこちらも参考にどうぞ

Dr.ツルのエキゾチックアニマル情報室「ヒョウモントカゲモドキの雌雄鑑別と繁殖

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