歯周病の正確な診断は、麻酔を行って歯科レントゲンを撮影することによって行います。
外見上で歯石の付着が著しくても、歯周病が軽度なこともあれば、外見上ではきれいなのに、歯髄が壊死してしまい、根尖周囲に膿瘍が形成されることもあります。
近年では無麻酔下での歯石除去という施術もあります。この方法では表層の歯石を除去することはできますが、講習の根源となっている歯周ポケットの洗浄、歯周病の治療を行うことができませんので、真の意味で口腔内の健康度をあげたいのであれば、麻酔下での口腔ケアが必須であるといえます。
実績詳細
ミニチュアダックスフントの口腔内処置
| 種類 | ミニチュアダックスフント |
|---|---|
| 年齢 | 6歳 |
| 診療科目 | 歯科 |
| 症状 | 口が臭う、歯石が付いている。 きれいにしてほしい |
症状の概要
検査結果
視診により、中程度の歯周病にり患しており、上顎・下顎共に歯周病により歯槽膿漏を起こしている個所が散見された。
歯周病の治療のため、麻酔下での処置を実施することとした。
治療方法
歯科レントゲンの撮影を実施し、歯周病の進行している個所とその程度の診断を行い、スケーリング、および必要な個所については抜歯、歯肉縫合を実施した
分割を含め、１４本の抜歯を行った
治療・術後経過
症例は、翌日からふやかした食事を開始し、手術から１４日後、カラーを外し、食事を徐々に固くしていった。
歯肉縫合を実施した部位は良好に癒合した。
歯周病の再びの悪化を予防するため、当院で実施している歯磨き教室の参加をお勧めし、治療終了とした。
担当医・執刀医：白井顕治
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