実績詳細

ロシアンブルーの下気道炎症性疾患

種類 ロシアンブルー
年齢 3歳
診療科目 呼吸・循環器科 
症状 咳、くしゃみと鼻水が出る

症状の概要

下気道炎症性とは慢性気管支炎、猫喘息、細気管支炎の総称である。それぞれ原因や機序は異なるものの症状や治療方針は大きく変わりはない。国内では他の猫種に比べてロシアンブルーやアメリカンショートヘアが好発する傾向にある。
カッカッという咳、開口呼吸、呼吸が早い、などの症状が認められる。
診断にはレントゲン検査、CT検査、気管支鏡検査および気管支肺胞洗浄検査が有用である。しかしながら、レントゲン検査以外は全身麻酔が必要となるため、経過およびレントゲン検査から試験的治療を行っていく場合もある。
また、ボルデテラなどの細菌やヘルペスやカリシウイルスの二次的な感染により症状を悪化させている可能性もあるため、咽頭液による細菌培養検査やPCR検査を実施し、陽性であればそちらの治療も合わせて行う。 
治療のメインはステロイド剤の投与、また症状によっては気管支拡張剤や抗生剤を用いるが、生涯投薬が必要である事がほとんどである。
早期発見と適切な治療を行えば、命に関わる事は少ないが、中には病態が進行しコントロールできなくなる事もあるので注意が必要である。

検査結果

診断にはレントゲン検査、CT検査、気管支鏡検査および気管支肺胞洗浄検査が有用である。しかしながら、レントゲン検査以外は全身麻酔が必要となるため、経過およびレントゲン検査から試験的治療を行っていく場合もある。
また、ボルデテラなどの細菌やヘルペスやカリシウイルスの二次的な感染により症状を悪化させている可能性もあるため、咽頭液による細菌培養検査やPCR検査を実施し、陽性であればそちらの治療も合わせて行う。
治療のメインはステロイド剤の投与、また症状によっては気管支拡張剤や抗生剤を用いるが、生涯投薬が必要である事がほとんどである。
早期発見と適切な治療を行えば、命に関わる事は少ないが、中には病態が進行しコントロールできなくなる事もあるので注意が必要である。

 

治療方法

抗生剤を2種類それぞれ3週間内服し、症状はくしゃみに関してはほとんど落ち着いたものの、咳は変わらず出るとの事でレントゲン検査を実施。気管支壁の炎症を疑う所見であったため、二次的な細菌感染もあったが根底には下気道炎症性疾患がある可能性をインフォームした。全身麻酔下での検査をすすめていくよりは試験的な治療を希望されたため、ステロイドを処方した。症状の改善が認められたため、症状に応じて現在は間欠的な内服と適宜ネブライザーを実施している。

治療・術後経過

現在経過観察中

 

担当医:吉川未紗

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