実績詳細

免疫介在性皮膚炎を疑う雑種犬

種類 トイプードル
年齢 6歳
診療科目 皮膚科 
症状 おなかが赤くなっている

症状の概要

円形の紅斑毛細血管の充血なのか、すでに起こった出血なのかを鑑別する必要がある。また、出血班の場合には、止血凝固に異常があるのかを判断する必要がある。段取りをつけて検査して病気を特定していくことが重要である。

検査結果

症例は腹部から前胸部にわたって、全般的に円形の出血班が認められた。

 

血液検査及び凝固検査、止血時間確認検査において、血小板数や血小板の機能、血液凝固時間に異常が認められなかった。

また、特にこれと言って普段と変わったことはしていないが、散歩に行ってからでき始めたということから、何らかの物質に対するアレルギー性の反応を疑い、ステロイド剤の投与を実施した。

治療方法

投与して2日後に完全に消失した。

 

治療・術後経過

ステロイド剤に良好に反応したことから、何らかの物質に対するアレルギー反応や、免疫介在性の疾患である可能性が考えられる。

 

今後は再発の有無や、再発のきっかけを注意深く観察することとする。

 

担当医:白井 顕治

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