特発性外眼筋炎は、神経筋疾患に分類される疾患である。筋肉に炎症が起こってしまうために発生する疾患である。初期には目立った症状は認められないが、慢性化すると外眼筋が拘縮して本症例のように目が外側腹側に向かって斜視を起こすいわゆる「ロンパリ」のようになってしまう。
実績詳細
特発性外眼筋炎が疑われる秋田犬
検査結果
診察時、患畜は診察室を嫌がりながらも正常に入って切れた。歩行などに異常は認められず、視力にも問題は認められなかった。
顕著な両目の外側腹側斜視が認められた。
特発性外眼筋炎が疑われたが、MRIなどの追加検査は希望されなかった。
治療方法
試験的なステロイド剤による治療を実施したが、効果は認められなかった。
外眼筋炎は慢性化して筋肉が拘縮すると治療効果が表れず、斜視が残ってしまうことが知られているため、この段階で治療終了とした。
治療・術後経過
現在経過観察中
担当医:白井 顕治
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