猫のかゆみを伴う皮膚炎として、非ノミ・非食物アレルギー性皮膚炎の相称としてアトピー症候群と呼称している。季節性が認められることもあれば、不定期に発生するケースも存在する。
明らかとなっていないことが多い疾患ではあるが、効果のある薬剤はある程度判明しているため、それらを用いて症状のコントロールを目指していく。
実績詳細
雑種猫のアトピー症候群の治療
種類 | 雑種猫 |
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年齢 | 9歳 |
診療科目 | 皮膚科 |
症状 | 他院にて治療中だが、皮膚病が治らないため当院受診 |
症状の概要
検査結果
症例は中年齢の避妊済みの雑種猫であった。
他院にて治療していたが、投薬を行った当初は改善したものの、最近ではあまり薬も効かず、ステロイド剤を使用していても改善しないということだった。
頭部および鼠径部にびらん・潰瘍が認められ、かゆみを呈しておりいら立っている様子だった。
また、細菌学的な検査や真菌は陰性であった。びらん部の細胞診において好酸球が認められた。
治療方法
治療・術後経過
アトピー症候群と判断し、治療を行った。
治療開始1か月ぞ、掻痒はほぼ消失し、皮膚の状態も良好となった。
現在経過観察中
担当医:白井 顕治
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