猫は体表を毛づくろいの目的でグルーミングすることは生理的な行動として認められる。ただし、かゆみを感じている場合には過度なグルーミングによって被毛が薄く鳴ったり、場合によっては出血してしまう場合もあったりする。
行っているグルーミングが、生理的なものなのか、かゆくてやりすぎてしまっているかの判断の指標の一つとして、被毛が薄くなるまで行うグルーミングは異常である可能性が高いといえます。
「毛が薄くなっているだけだから」、「お腹だけだから、太っていて床に擦れているのかと思った」というような主訴が良くあります。
実績詳細
雑種猫のアトピー症候群
種類 | 雑種猫 |
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年齢 | 14歳 |
診療科目 | 皮膚科 |
症状 | 体をなめて、毛がなくなっている場所がある |
症状の概要
検査結果
症例は口元、脇、大腿部などいくつかの箇所にかゆみを伴う脱毛を認めた。
検査においてカビや寄生虫などの感染症が除外されたため、アトピー症候群を疑い治療することとなった。
治療方法
治療開始1か月後
治療・術後経過
治療開始2か月後
体表の脱毛は程認められなくなった。
現在経過観察中
担当医:白井 顕治
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