実績詳細

雑種猫の肥満細胞腫(脾臓型)

種類 雑種猫
年齢 14歳
診療科目 外科 腫瘍科 
症状 元気がない。ご飯も食べない

症状の概要

肥満細胞は、アレルギーに関連するヒスタミンなどを分泌する免疫に関連した細胞です。細胞を顕微鏡で見た際に、大量の下流を持ち太っているように見えることから肥満細胞と呼ばれているだけなので、肥満細胞腫といっても本人の肥満度とは関連がありません。
ネコの肥満細胞腫は、皮膚型、消化管型、脾臓型などが存在しますが、脾臓型に関しては脾臓摘出と術後の内科療法により、比較的良好な予後を得られることが報告されています。

検査結果

症例は元気食欲がなく、最近体重が減少していた。

軽度の発熱を呈していた。血液検査においては軽度の貧血以外には顕著な異常は認められなかったが、腹部超音波検査において有意に肥厚した脾臓を認めた。

 

脾臓が本病態の原因疾患を持っている可能性が高いと判断されたため、鎮静下で脾臓の細胞診を実施した。

 

ーー以下細胞診所見ーーー

多数の肥満細胞が集塊状に認められることから、肥満細胞腫と考えられます。猫では脾臓を原発する肥満細胞腫が比較的多く発生し、体表などに転移することがあります。

 

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細胞診所見より、肥満細胞腫(脾臓型)と診断した。

 

治療方法

脾臓型肥満細胞腫の第一選択治療として、手術による脾臓摘出を実施した。

 

 

開腹すると、脾臓は顕著に拡大していた。

乗法通り脾臓摘出を実施した。

 

ーーー以下病理検査所見ーーー

脾臓では、びまん性に円形細胞の増殖により置換されており、肥満細胞腫と診断されます。ネコの脾臓に発生する内臓型の肥満細胞腫は悪性度の高い腫瘍です。脾摘により生存期間が延長すると報告されていますが、引き続き、肝臓、腹腔内リンパ節、骨髄などへの病変の波及について注意が必要です。

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治療・術後経過

現在は元気食欲ともに改善し、体重も元に戻っている。

脾臓型肥満細胞腫のために、定期的にステロイド剤を使用して経過を観察している。

 

担当医・執刀医:白井 顕治

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