実績詳細

シーズーの腹壁ヘルニア

種類 シーズー
年齢 8歳
診療科目 軟部外科・整形外科 
症状 でべそがある

症状の概要

ヘルニアは、ある空間内に存在すべき臓器が、異常に形成された隙間や孔から空間の外に脱出してしまう状態を指します。脱出する穴の場所や、脱出する内容の臓器によって症状や重症度が変わってくるため、穴の位置、大きさ、ふさぐ必要があるかどうかなどを術前に検討する必要があります。

検査結果

症例は若齢期から、臍ヘルニアを疑う腫瘤が腹部にあった。

臍ヘルニアに近似した外観だったため、腹腔内にヘルニア内容を完納したところ、臍ではない部分に穴が開いていたため、腹壁ヘルニアと診断した。

 

やや正中からずれた位置に膨らみがある

治療方法

腹壁ヘルニアは物理的に腹壁にヘルニア孔が存在するために起こってしまうヘルニアであるため、治療方法は外科的なヘルニア孔の閉鎖となる。

 

ご家族と相談した結果、手術を行うこととなった。

 

 

ヘルニア内容を確認し、腹腔内にすべて戻し、ヘルニア孔を縫合して閉鎖した。

 

手術終了

治療・術後経過

炎症も起きることなく、良好に癒合した。

経過良好

 

 

担当医・執刀医:白井 顕治

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