手術実績一覧
手術に関する診療実績
交通事故で前肢を負傷した柴犬の外科治療
交通事故による外傷の治療は、損傷を受けた部位や程度、損傷の受け方によって緊急性や治療手順が異なる。常に優先されるべきは心臓や肝臓などの軟部組織の健常性の確認である。次いで骨格や筋組織の損傷を
雑種ネコの角膜・結膜癒着の切除
眼球が形成される幼若期に眼内に炎症があると、角膜・結膜癒着を生じてしまうことがあります。ただし、炎症が起こらなくても先天的に癒着している場合もあるため、正確な原因をさかのぼって知ることは難し
ゴールデンレトリバーのマイボーム腺腫
犬の瞼に形成される腫瘍としてはマイボーム腺由来の良性腫瘍であるマイボーム腺腫やマイボーム腺上皮腫が最も発生率が高いことが知られている。 しかし、肥満細胞腫やリンパ腫、メラノーマなどのそのほか
雑種犬の頸部に形成された毛芽腫
犬の頭頚部に発生する毛芽腫は、良性ではあるものの、放置すると大型化することがあるため、発見した場合には切除を考えたほうが良い。大型化してからの摘出となった場合、耳や顔面の筋肉を広範に切除する
トイプードルの消化管から摘出した鳥の骨(線維性腹膜硬化症併発疑い)
骨を誤食してしまった場合、胃酸によって溶けて吸収される場合が多い。ただし、本症例のように溶ける前に胃から小腸に運ばれてしまった場合には、異物として消化管閉塞を引き起こす可能性がある。そのため
フレンチブルドッグの肝臓に形成されたアポクリン腺癌(転移病巣)
腫瘍性病変が認められた場合、通常では確認されない血管が申請されていることが多いため、術中の出血リスクを軽減するために術前の評価としてCT検査が有用である。また、肝臓にはもともと大型の血管が付
トイプードルの右側会陰ヘルニア
会陰ヘルニアは去勢手術を行っていない雄犬に発生しやすい疾患で、両側に発生することもあれば、片側に発生することもある。片側の場合には右側の発生率が高い。 去勢手術を行ってあったとしても、去勢手
ペルシャ猫の外鼻孔狭窄に対する拡張術
ペルシャ猫は短頭種に分類される。短頭種は、犬でいえばチワワやフレンチブルドッグのような顔の短い犬種のことで、猫でいうとペルシャやエキゾチックショートヘアーなどが短頭種に分類される。犬において
エキゾチックショートヘアーに対する会陰尿道造瘻術
会陰尿道造瘻術は雄猫の尿道を拡張するための手術である。雄猫の尿道は細く、S字状に曲がっているため、閉塞をおこしやすい。閉塞をおこす理由として最も重要なのが尿道炎に起因する尿道狭窄である。結石
雑種犬の肝臓に形成された結節性過形成
肝臓には、良性・悪性どちらの腫瘍も比較的よく発生する。また、悪性であった場合には肝細胞癌や胆管癌、血管肉腫などの原発性の悪性腫瘍と、そのほかの部位から転移して発生するものに分かれる。 良性腫
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