手術実績一覧
手術に関する診療実績
ミニチュアダックスフントの脾臓に形成された血腫
今回の症例では、血尿という主訴であったが、手術が必要になるという病態の疾患であった。全体から言えばまれなケースではあるものの、検査を実施せずに血尿が出たから膀胱炎であると仮診断を行った場合に
ミニチュアダックスフントの会陰ヘルニアの整復(右側脱出)
会陰ヘルニアは未去勢の雄に後発する疾患であるが、本症例のように中高齢になってから去勢手術を実施した場合には、その後に会陰ヘルニアを発症してしまうリスクは残存する。会陰ヘルニアは、ヘルニア嚢内
ミニチュアダックスフントの口鼻瘻の閉鎖
口鼻瘻は、口腔内と鼻腔内をつないでしまう穴ができてしまう現象である。起きえる状況としては、上顎の大きな歯が関与していることが多く、今回の症例のように犬歯や第四前臼歯の橋に伴って瘻管が形成され
ジャックラッセルの膣に形成された平滑筋腫
膣に形成される平滑筋腫は未避妊の高齢の雌犬に比較的よく発生する腫瘍で、良性腫瘍であるため大型になるまで自覚症状が出ないことが多いです。 今回の症例のように、膣の中でも特に外陰部に近い場合には
雑種猫の尿路閉塞に対する会陰尿道造瘻術
若い猫には、ストレスにも関連して特発性膀胱炎の発生率が高いことが知られている。この特発性膀胱炎は難治性で、繰り返すことが多く、治療の目的としては完治させるというより、膀胱炎になってしまう頻度
チワワの精巣に形成されたライディッヒ細胞腫とセルトリ細胞腫の混合腫瘍
精巣腫瘍は中高齢の未去勢の雄犬に時折認められる。発生率は全腫瘍の中ではそこまで高くない。炎症を伴う場合には陰嚢の皮膚が赤くなり、触診により痛みを呈する場合もある。典型的には、腫大した精巣の反
チワワの鼠経ヘルニア(子宮脱出)
鼠経ヘルニアは、下腹部の鼠経輪より腹腔内の臓器が脱出してしまう状態で、分け方にもよるが、大きく分けて先天性(生まれつき)と後天性に分類される。 先天性はオスで発生が多く、精巣の下降と関連して
イタリアングレーハウンドの直腸に形成された平滑筋腫
平滑筋腫は下腹部、骨盤腔内に直腸や子宮、膣に由来して比較的よく形成される良性の腫瘍である。 骨盤腔内であることから摘出は腹腔内もしくは会陰部のどちらか摘出が実施しやすいほうから行うこととなる
チワワの子宮水腫と乳腺腫瘍の摘出(臍ヘルニアの整復の行った)
今回の症例のように、定期検診やほかの理由で検査を行った際に、偶発的に異常が発見される場合もある。偶発的に発見されるということは、その以上に関連して臨床症状を呈していないということになるので、
ミニチュアダックスフントの両側乳腺全切除と子宮腺筋症
一般的にその生き物の寿命の7割を超えたあたりを高齢というが、今回の症例のような高齢の雌犬の生殖器疾患に対して、どうすれば最も正しいという答えはない。答えがない部分の理由として、寿命がいつまで
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